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2015.11.12 14:28:38
ご無沙汰しています。
10月末から11月前半にかけて、3週連続で関西に行ってきました。
10月28日29日は、総務常任委員会の行政調査で岡山県倉敷市と、大阪府大阪市です。
倉敷では、広報広聴について調査しました。
市民にどのように情報を伝えるのか、倉敷市も難しさを感じており、越谷市と同様の課題を持っていることがわかりました。
わたしは質疑で、越谷では9月9日10日の大雨災害で防災行政無線が有効活用されなかった事例を挙げ、災害時の情報伝達の考え方についてお聞きしましたが、ここでも多くの課題が共通して残されていると感じました。
(倉敷市で担当者の話を聞く)
大阪市では、職員のメンタルヘルス対策について調査しました。
取り組みを進める中で新規の休職者は減っているということでした。そもそも発症しない環境づくりや、早期発見、早期療養、復帰に向けた支援などの取り組みです。長時間過密労働がその大きな原因の一つになるはずですが、そこへの認識と手立てはやや不十分さが残るのではないかと感じました。
11月4日5日は、日本共産党越谷市議団として、兵庫県相生市と滋賀県大津市の行政調査を行ないました。
相生市では、子育て施策について学びました。
市として子育てに力を入れたいという意識としては越谷市と共通ですが、せめて義務教育終了までは極力保護者や世帯の負担を減らすという確固とした意志の基に具体的な手立てをとっていることが特徴的でした。その中で特に学校給食費の無料化についてお伺いしましたが、全体として越谷市で応用するにはどうすればいいか、さまざまな示唆に富んだ調査となりました。
(相生市で担当職員に制度の内容を突っ込んで質問)
大津市では、認知症対策について調査しました。
徘徊者捜索の模擬訓練など、越谷市でも応用できる取り組みもいくつかお聞きすることができました。
11月9日10日は、神戸市で研修に行きました。
9日は地方創生や地方版総合戦略と公共施設の在り方について、10日はマイナンバー制度について学習しました。10日は選択制で、もう1つの講義は子供子育て新制度が具体的に始まって現状と課題という内容でした。
越谷市でも公共施設の管理計画が作成され、統廃合を含めた議論が今後さらに加速する恐れがありますが、コストや費用対効果が先ではなく、住民生活にとってどういう影響を及ぼすのかが地方自治としては真っ先に考えるべきことであり、今現在だけでなく今後も含めて幅広い議論が必要であることをあらためて認識しました。
(9日全体会でパワーポイントを使いながら解説)
マイナンバーについては9月議会でも取り上げていますが、番号通知が全国的に行われ始めた中ですでに様々なトラブルが起きている事例なども踏まえて、さらに取り上げ続ける必要性を感じました。
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2015.06.05 17:34:59
以前にコメントいただいていた船渡の交差点について報告いたします。
すでにご覧いただいているかとも思いますが、交通安全を呼び掛ける看板が設置されました。
これは、市が、市の判断でできる範囲です。
信号については別途警察の判断が必要になり、さまざま条件や優先順位などもあることから、設置できるとしても時間がかかることになりそうです。
ひとまずこれで様子を見ていただければと思います。
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2014.08.29 21:05:31
新方交流館はJAから土地を借りる形で運営していましたが、JA側が土地を売却したいという意向のため、施設そのものがなくなるということで、本日説明会が開かれました。
午後と夜に開催され、新方交流館の利用者、利用団体から全体で25人ほどが参加していました。
主に、利用ができなくなることそのものは、やむを得ないという受け止めが多かったようです。
しかし、近隣の新方公民館や桜井公民館、桜井交流館を利用するにあたって、すでにそちらで活動している個人・団体もあることから十分な活動ができるのかどうか、また地域コミュニティの核がなくなることへの不安などの質問・意見が出されていました。
地域の絆を支えるうえで、身近な公共施設があることは重要な要素です。現状のまま施設の維持・運営が難しいとしても、代わりにどういうことができるのか、また何か必要なことはないかなど、地域のみなさんと考えていきたいと思います。
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2013.10.17 00:41:12
台風26号によって、越谷市でもあちこちで水が出たようです。
桜井地区センターの斜め前にある調節池からもあふれていました。
またその反対側の路地はすねまで水が上がっており、床下浸水しているとのこと。
見て回ったときにはもうすでにピークよりは10センチ程度下がったと言っていましたが、もう少しで床上になるところだったとも聞きました。
水害については、竜巻とは違いすでに対応のノウハウも行政、自治会などが持っているため、様子を見て回っている間にも水位が引いていることは実感できました。
自然災害の頻度が増し、また一回ごとの被害規模が大きくなっている気がします。春と秋が感じにくくなり、夏が長くすぐ冬になってまたすぐ夏になるというサイクルも異常になってきている気がします。大きくとらえれば地球温暖化の影響だということが言えるのではないでしょうか。京都議定書の第2約束期間から日本は離脱していますが、将来に負の遺産を残さないと豪語するなら、やるべきことをやっていないと指摘せざるを得ません。環境問題と経済活動は両立できることを、ヨーロッパ諸国は証明しているわけですので、日本にできないということはあり得ません。
目先の利益だけに突き進む今の政財界の動きに、待ったをかけていく必要性を、強く感じています。
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2013.10.09 01:28:29
10月7日、8日の2日間で、NPO法人建設政策研究所主催の地方議会議員研修会に参加してきました。
7日はまず、日本大学商学部専任講師の山本篤民氏により、「地域資源の活用により経済活性化を実現させる」と題して記念講演がありました。
これまで地域経済の活性化の手法として工場や大企業誘致、あるいは大型公共事業の実施がおこなわれてきたが、大手企業は国内での工場閉鎖や人員整理が続いており長期にわたって地域に結び付けることが難しいこと。また国・地方の財政状況なっかから公共事業の継続的な拡大は望めないことを指摘し、そこにはすでに限界が見えていることから、視点と発想を変える必要があり、それは地域に根付く産業・企業を育成・発展させることだと強調されました。いくつかの事例を挙げながら、地域の中小企業の経営安定化を図り、人材・後継者育成を後押しすることが地域そのものの活性化になるとまとめて、終了しました。日本共産党も従来から地元産業、地域の商店街等の育成・発展を掲げており、納得できるものでした。
次に山形県庄内町長である原田眞樹氏による特別講演として、「山形県庄内町の定住支援策を空家の活用」と題して話がありました。
従来の手法から視点と発想を変えることが必要だという点では記念講演と同じで、特に住宅政策について、個人資産の形成ということから脱して生活そのものの構築をめざし、そのことが地域の活性化に直結する、まず人集めだという点が強調されていました。また町長主導で政策を矢継ぎ早に打ち出すことで、日本一住みよい、住み続けたい町を目指していることもかたられました。
首長の姿勢が政策に大きな影響を及ぼすことは周知の事実ですが、逆に首長の政策に影響を与えうる提案や発想の転換をしっかり示していくことの重要さもあらためて感じました。
8日は3つの講座に分かれての講義でした。
わたしは「まちづくり市民事業」と高齢社会への対応と題して、早稲田大学都市地域研究所招聘研究員である岡田昭人氏の講義に参加しました。
ここでもやはり発想の転換が言われました。
特に「新しい公共」という言葉はともすれば行政側にとって、市民に事業を丸投げしてしまう都合のいい言葉として使われがちですが、市民・事業者・行政がそれぞれの役割を果たすことが重要で、特に行政の責務というものがあるということも解説されました。
従来型の企業誘致や公共事業で借金まみれという構造を許すのかどうかという点も、今越谷市で戦われている市長選の争点の一つです。日本共産党は、市民のくらしや福祉、地域の経済を支える中小業者を直接応援する方向めざして頑張ります。
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