日本共産党は、本日午後の衆議院での、「税と社会保障の一体改革」にかかわる消費税大増税関連法案と社会保障切捨て関連法案の強行採決に反対し、全国各地で緊急の抗議宣伝行動に取り組みました。
せんげん台駅ではわたしとともに埼玉3区小選挙区予定候補のひろせ伸一氏もマイクを握りました。
消費税大増税関連法案と社会保障切捨て関連法案の中身のひどさはこれまでにも触れて来ております。消費税の存在そのものが、民主主義と人権を蹂躙する悪税・悪法だということも改めて指摘をしたうえで、今回はさらに、少なくとも以下の3つの点で民主主義を無視した暴挙と指摘せざるを得ません。
本日行われた強行採決に強く抗議します。
1、民主党は公約違反であること。公約でやらないと言っていた消費税大増税を行ない、公約でやると言っていたいのちとくらしを守る中身は修正合意の中で完全に捨て去ってしまっている。まず最初に子どもに教えるのが「約束を守ること」ではないのか。国民に約束をしたから政権交代したのに、議会制民主主義の中での政党の役割はいったいどこに行ったのか。
2、民意を無視していること。将来的には消費税増税が必要だと考えている人も含めて、少なくとも今は消費税増税するべきではないという声が、どの世論調査でも過半数となっており、6割を超え7割に届こうかという結果が出ているモノもある。国民に理解を求めると言っているが、国民は理解したうえで少なくとも今は反対をしている。この事実をどのように受け止めたというのか。
3、3党修正合意後の法案についての審議はほとんど行われていないこと。修正によって中身は大きく変わり、また新たな法案まで提出をしているのに、審議時間があまりに短い。無駄に時間をかけろとは言わないが、わたしたち国民の生活にものすごく大きな影響がある問題を、国会を無視するかのごとく3党が合意すれば何をやっても良いとでもいうように採決を強行することは許されない。
日本共産党は、この暴挙に厳しく抗議するとともに、今後の参議院での審議の中で、ますます明らかになってきている法案の中身のひどさを追求し、何としても廃案に追い込むために全力で頑張ります。