地域の住民の方から、ご自宅の裏の水路の線量が高くないかどうか気になるとお問い合わせをいただき、6日の午前中、計測してまいりました。
雨水が集まる水路ですが、排水溝の真下を何ヶ所か測ったところ、そのすべての場所で5センチメートルの高さでおよそ毎時0.13マイクロシーベルトということで、今すぐ除染などをするほどの線量ではないものの、周辺に比べるとやはり高いと思われる数字となりました。
除染の目安そのものが、やむを得ずそれ以下の場合には我慢して生活をするという目安の数字であり、下回れば安全という数字でないことは、みなさんもご存じのことと思います。長期間における低線量被ばくの影響についても研究段階でしかない現実から考えれば、やはり万が一の時にこれほど深刻な放射能被害をまき散らすことになる原発は、今現在の人間には制御しきれないものだという認識を新たにしたところでもあります。
水路の線量については、お問い合わせいただいた方にその日のうちに結果をお知らせさせていただきました。
気になるという方がいらっしゃいましたら、日程の都合にもよるかとは思われますが、測定にお伺いできるかもしれません。お気軽にお問い合わせいただければと思います。