本日桜井地区内の何ヶ所かで、地域の人たちと放射線測定を行いました。
公園のすべり台の下や砂場、水飲み場の周辺など、特に子供たちが良く近寄る場所で、かつ比較的高い数字が出るといわれているような地点を中心に測定しました。
結果としては、やはりそうではない場所に比べて、低くはない数字が出たという印象です。一応、政府や市が決めている基準値よりは下ではありますが、放射能汚染については低線量被ばくの影響がまだ研究段階ではっきりしていないということも含めて、基本的には0に近ければ近いに越したことはないものだということは、少なくとも『低線量ならばむしろ体に良い』という説等よりはるかに理性的であるし、影響がないと決定的に研究結果が示されるまでは政治判断としてそこを目指すべきであることは言うまでもないことで、基準よりは下であっても周囲より高めの数字が出たということに対しては、注意と対策がやはり必要なのではないかと感じました。
今日は個人住宅については測定していませんが、今回の放射能汚染が自己責任ではない以上、住民のいのちとくらし、安心・安全を守る自治体の役割として、個人住宅で万が一基準を超える放射線量が測定された場合の除染等について、市としての何らかの対策や補助といったことの検討の必要性も、あらためて感じました。